集中力

スマホが集中力に与える悪影響とは【近くにあるだけでヤバい!?】

スマホが集中力に与える悪影響とは【近くにあるだけでヤバい!?】
この記事で学べること

・スマホが集中に悪影響を及ぼす理由・根拠

・スマホから集中力を守る唯一の方法

持っていない人はいないくらい身近になったスマートフォンですが、集中力に対して悪影響を及ぼすことが様々な研究によって明らかになっています。

2017年、262人を対象にスマホの依存度と生産性の関係について調べた研究では、

スマホに依存していればしているほど、仕事の生産性と労働時間が低下する

ということが明らかになっています。

では具体的に、どうしてスマホが集中を乱す原因となってしまうのか、そしてスマホに集中を邪魔されないようにするための対策はあるのか?についてお話していこうと思います。

スマホが集中力に与える悪影響①マルチタスク

スマホが集中力に与える悪影響①マルチタスク

マルチタスクとは、同時に2つ以上の作業を進めることを指します。

スマートフォンが普及してからというもの、電話をしながらのデスクワークであったり、動画を見ながら勉強をする、などのマルチタスクをする機会が格段に増えました。

一見効率良く見えるマルチタスクですが、むしろ作業効率が悪くなることが明らかになっています。

というのもマルチタスクが脳に多大な負荷を与え、その結果ストレスホルモンの一種であるコルチゾールが分泌されてしまいます。そしてこのコルチゾールが脳の思考を妨げ、集中が切れてしまうのです。

スマホを使いながら別の作業も同時に行うのは、集中を失い生産性を落としてしまうのでやめるようにしましょう。

スマホが集中力に与える悪影響②通知

スマホが集中力に与える悪影響②通知

そもそも人間は集中力に乏しい生き物です。

大昔、大自然の中で1つのことに集中していたら獣にやられてしまいますよね。なので仮に集中状態に入るのが難しかったり、仮に集中できたとしても、ちょっとした刺激でまた集中力を失ってしまうのはある意味当たり前のことなのです。

とある実験で、

①参加者に試験を行なってもらい、その最中に意図的な中断を入れる

②中断の前後でミスの回数にどれくらいの差がでたかを集計する

という検証を行いました。すると

・平均2.8秒の中断でエラー率が倍増

・平均4.4秒の中断でエラー率が3倍増

になっていることが分かりました。(学生の時、試験真っ最中の問題訂正は結構な罪だったんじゃ…)

なのでスマホの通知がくるだけでも人間の集中力が大きく削がれますし、メールの返信のために1分でも作業を中断してしまえば、作業効率は何分の1にも落ち込んでしまうのです。

スマートフォンの普及で素早い返信ができるようになった代わりに、我々の集中力が失われたといっても過言ではないかもしれません。

スマホが集中力に与える悪影響③誘惑

スマホが集中力に与える悪影響③誘惑

みなさんも実感していると思いますが、スマートフォンは誘惑のかたまりです。SNSやYouTube、ゲームアプリなど、集中力の敵となるものが山ほど詰まっています。

そもそも人間は誘惑に弱い生き物で、誘惑に勝てる確率は50%とも言われています。

なので集中が切れかけたときに、ふとスマホが目に入り、

「5分だけTwitter見ちゃおうかなぁ~」と頭をよぎった時点で50%の確率で集中した状態に戻ることはできないのです。

スマホが集中力に与える悪影響④スマホ中毒

冒頭で紹介した研究の通り、スマートフォンへの依存が強ければ強いほど生産性が落ちます。

スマホ依存の人は常にスマホの存在が頭にあり、「SNSはどうなってる?更新されているかなぁ?」と作業中もそのことばかり考えてしまいます。

その結果マルチタスクと同様に脳に負担がかかってしまい、集中力の低下につながってしまうのです。

さらにスマホ依存の場合、常にスマホの誘惑と戦っているような状態になります。

人間が誘惑に勝てる確率は50%ですから、スマホ依存者は半分の確率で負ける戦いを絶え間なくおこなっているのと同じです。

これでは集中力はおろか、作業時間が減ってしまうのも当然ですね。

スマホ中毒の対策はこちらで詳しく紹介しているので、興味がある方は参考にしてみてください。

スマホが集中力に与える悪影響⑤スマホの存在

スマホが集中力に与える悪影響⑤スマホの存在

これまではスマートフォンの通知や誘惑が集中力に対して悪影響を与えるという話をしてきましたが、今度は

スマホが近くにあるだけで集中力が落ちる

という恐ろしい話を紹介します。

テキサス大学の研究で、800人の参加者に集中しないとできないような難しい課題を与え、脳の認知力を測定を行いました。

この時、スマホをサイレントモードにした状態で

・画面を下に向けて見えないようにした状態で机に置いておく

・ポケットにしまっておく

・バッグに入れておく

・別の部屋に置いておく

という4つのグループにあらかじめ参加者を分けて、実験が行われたそうです。

すると不思議なことに、机の上にスマホを置いていたグループの成績が明らかに悪く、スマホが参加者から遠ざかっていけばいくほど成績が上昇するという結果になりました。

さらに同じ研究者によって行われた別の実験で、スマートフォンの電源のオンオフにかかわらず、スマホが近くにあれば集中力が低下することも明らかになっています。

研究者はこの結果から、

通知とは関係なく自分の近くにスマホがあるだけで認知能力の一部を消費してしまいスマホの存在を感じれば感じるほど集中力が低下する

と結論付けました。

つまりマナーモードに設定していようが電源を切っていようが、スマホは集中に対して悪影響を与え続けてしまうのです。

スマホが集中力に与える悪影響⑥脳が小さくなるかも?

スマホが集中力に与える悪影響⑥脳が小さくなるかも?

最後はスマホが脳に与える悪影響についてです。

アメリカ国立衛生研究所による子どもを対象にした調査によって

スマホを7時間以上使用している子どもの大脳皮質(思考や記憶を司る場所)が小さい傾向にある

ということが明らかになりました。ただしスマホとの直接的な関係は不明で、例えば

・スマホによる運動不足や睡眠不足

・スマホによる勉強時間の差

・スマホを7時間以上使えるような環境そのものの問題

という原因も考えられますので、スマホ自体が脳を小さくすると結論付けるのは早いとのことです。

ただ間接的にせよ脳に何らかの悪影響を及ぼしているのは間違いないので、スマホの使用時間にはぜひ注意してください。

スマホによる集中への悪影響を防ぐ唯一の方法

スマホによる集中への悪影響を防ぐ唯一の方法

結論から言ってしまうと

スマホを近くに置かない

これに尽きます。先ほど紹介した実験でも分かったとおり、できれば作業をしている部屋とは別の部屋に置くのがベストですね。

スマホを手の届かない場所に置くことができれば、

・通知が聞こえなくなるので、集中が途切れる心配がない

・スマホの誘惑に襲われても、手元にないので負けようがない

と、完璧な対策ができると思います。

ですが部屋がワンルームで狭い、実家暮らしで部屋が1つしか使えない、という方もいらっしゃると思います。

そんな方にはスマホ対策にも役立つ、集中できる環境の整え方に関する記事がありますので、興味がある方はぜひご覧ください。

スマホが集中力に与える悪影響:まとめ

スマホが集中を妨げる原因

・マルチタスク

・通知

・誘惑

・スマホ中毒

・スマホそのものの存在

・脳が小さくなるかも

スマホから集中力を守る方法

・スマホを手の届く範囲に置かない

いかがだったでしょうか。

作業中、気が散ったり集中力がないと感じている方はスマホの置き場所が原因かもしれません。

ぜひこの記事を参考にしていただけると幸いです。

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