計画

『計画錯誤』を回避して達成可能な計画を作る

自分で立てた計画が思い通りに進まなかったこと、みなさん一度はあるかと思います。

「こんなタスクに予想以上に時間をとられた…」なんて少しでも計画からズレてしまうと、意外に精神的ダメージを負うものです。

今回は計画通りにいかない原因の一つである、「タスクの達成にかかる時間を、少なく見積もってしまう」現象、『計画錯誤』の原因と対策を紹介していきます。

・計画錯誤が起きる理由

『計画錯誤』を改めて説明しますと、人はタスクに必要な時間や労力を少なく見積もってしまう現象のことです。

・楽観バイアス

人は自分に悪いことが起きる可能性を少なく見積もる傾向があります

なので計画通りを立てるとき、体調が万全で、誰にも話しかけられず、作業を中断する必要もない…タスクだけに集中できる環境を想定しがちです。

しかし実際そんな環境はまれですよね。

ゆえに、不測の事態が一つ起きるだけで計画が乱れて計画錯誤が生じてしまうのです。

・時間感覚は意外にいいかげん

自分の能力を過大に評価しているために、計画錯誤が生じる場合もあります。

ある実験では、卒業論文を書いている大学生に完成するまでの日数を予測してもらったところ、学生は平均で最短27日、現実的には34日、最長でも49日と答えました。

ところが実際は、論文を完成させるのに平均55日を要したのです。

この実験以外にも『計画錯誤』という言葉を生み出した、ノーベル経済学賞受賞者のD・カーネマンですら、とある教科書を作成する際に最長でも2年半で完成と見積もったのに対して、実際は8年かかるという計画錯誤を起こしたそうです。

人間がいかに自分の能力を過大評価しているかが分かりますね。

計画錯誤への対策

・自分の行動を記録して目安を作る

タスクにかかる時間を予測するにあたって1番参考になるのは、実際の記録です。

多少面倒かもしれませんが、タスクにかかった時間や、日常の食事時間やお風呂の時間などを細かく記録することをおすすめします。

またあらかじめ見積もっておいた時間と記録を見比べてみることで、自分がいかに計画錯誤を起こしているかを実感することができますよ。

・人に予測をしてもらう

計画錯誤の1つの要因である「楽観バイアス」は他人にはかかりません。

ですので他の人に予測してもらうことで、より現実的な計画を立てることができます

また他の人に決めてもらうのが嫌という人は、「自分が他人に計画を立ててあげる」つもりでタスクの所要時間を予測することをおすすめします。

予測に客観性が入ることで、「楽観バイアス」を抑える効果が期待できます。

・計画に余白を作る

計画通りに進まないと、「どうにでもなれ効果」が働いてモチベーションを落としてしまいます。

そこでおすすめなのが、計画に何も予定を入れない時間を設け、あらかじめ計画錯誤が起きるのを考慮しておくことです。

こうすることで、計画錯誤が起きてもやる気が下がるということがなくなり、心に余裕が生まれます。

(スケジュールに『サボる日』を設けるテクニックは↓)

【計画錯誤】まとめ

人は計画を立てる際に

・「楽観バイアス」が働く

・自分の能力を過信する

ことによって計画錯誤をおこします。

計画錯誤を理解して対策の方法を知っておくだけで、計画を立てる効果がかなり高まりますのでぜひ参考にしてみてください。

この記事もおすすめ!